アガベを種から育てる
今回はアガベを種から発芽させ育ててみました。かなり簡易バージョンです。
1、鉢に肥料分のない水はけの良い用土を入れる。
種まきに使う用土は野菜や草花用の土ではなく多肉植物用に配合された土、もしくは赤
玉土、鹿沼土、日向土などのゴロゴロとした水はけのよい土を用いましょう。
野菜や草花用の培土は水持ちが良すぎるのと肥料分が含まれているため、高確率で種が
カビたり腐る原因になります。
2、敷き詰めた用土の上に種を乗せる
アガベ、ユッカは土を被せなくても発芽する好光性種子なので土の上に乗せるだけでも
元気に発芽してきます。
3、容器に水を張り鉢の三分の1程度を浸かりっぱしにして発芽までキープ
乾燥に強いアガベですが発芽の際には十分な湿度が必要です。種を撒いた鉢を
水につけっぱなしにし常に湿った状態を保ちます。
2ヶ月後の様子がこちら
アガベの実生自体は上記の3工程でそこそこの発芽率が得られます。
発芽後の管理
1、室内で発芽させた場合は真夏の直射日光にいきなり当てない。(ただし種まき時点から屋外直射直下に置いているなら問題ない)
日光が大好きなアガベと言えど室内の半日陰や窓越しの弱い光で発芽させた柔らかい苗
を真夏の直射日光にいきなり当てると焼けて萎れたり、最悪溶けて枯死するので一日数
時間だけ直射にあてて慣らす、あまりに気温が高い時期に発芽させた苗は秋まで半日陰
で管理するなど必要です。
2,一つの容器に密蒔きしてある程度大きくなるまで植え替えない。
アガベの極小さい苗は意外にデリケートで根が弱いため一年は植え替えないほうが確実です。
まとめ
自分で種から栽培してみての感想は発芽は簡単だけど、ある程度の大きさまでそだてる
のは夏に蒸れたり植え替えの際に根っこが上手く張らず枯れたりと意外と大きくするの
が難しいということでした。最後までお読みいただきありがとうございました。