園芸沼ブログ

園芸好きによる園芸好きのためのブログです。

アリウム・グラディエーター  魅惑のポンポン玉 球根は忘れず掘り上げる

こんちわ。今回は密かに増やしているお気に入り球根植物、アリウム・グラディエータ

ー(Allium 'Gladiator')が開花しました。

私的にこの大きなぽんぽんのような紫花が気に入っており、毎年植えている球根になり

ます。アリウムという種類の球根植物は何種類かありますが、すべての種類が小さい花

の集合体が円形、半円形に広がったいわゆる集合花になり、このグラディエーターはア

リウム属のなかでも集合花の直径がcmとボリュームがあり花壇で映える植物だと思いま

す。

 

栽培について

日当たりを好みます。球根の植え付けは筆者の住む関西では涼しくなった10月以降。

ゆり科の植物なので耐寒性は非常に高いです。反面日本の高温多湿は苦手なので花後茎

葉が黄色く枯れてきたら掘り上げて乾燥保存します。

 

増やしかたについて

これについては自分自身よく耳にする、「球根を太らせるには花を詰んでしまって養分を

球根に集中させる」という方法を鵜呑みにし、毎年鑑賞する株以外は花を詰んでいたの

ですが、このやり方だと球根はたしかに一回り大きくなりますが、中々分球せず、むし

ろ早く分球させて球根の頭数を増やしたい場合は花を咲かせて全体が枯れてくるまで

すれば一つ一つの球根は小さくなりますがよく分球する事が分かりました。

要約すると球根の頭数を増やしたい時は花を咲かせて枯れるまで放置。

一つの球根を大きくしたい時は開花直後に花を摘む。

 

 

保存方法について

高温多湿に弱く、梅雨以降も植えっぱなしでは土の中で腐る確率が高いので(といって

も掘り忘れた球根がそのまま夏を越し翌年発芽してくることもしばしば)茎葉が黄色く

枯れたら掘り上げ、玉ねぎのように網袋にいれて室内の日陰で秋まで乾燥保存します。

茎葉が枯れると割とすぐに分解されて跡形もなくなったりして球根の位置が分からなく

なるので固めて植えるか、棒など目印を立てたほうが無難です。

 

栽培した感想

日本の暑さには弱いですがそもそも夏前に生育が終わり、夏を球根でやりすごせるため

栽培上のデメリットがなく概ね丈夫で育てやすい球根です。

球根自体はけっこう高価ですが夏前に忘れずきちんと掘り上げ保存すれば増やしやすい

のでおすすめの球根植物です。

 

以上