熱帯睡蓮ブルーギガンティアの開花に挑戦
秋も深まりやっとこさ涼しくなってきました。
今回取り上げるのは熱帯睡蓮の最大種と名高いブルーギガンティアが自宅で開花した
ので取り上げます。
販売元のナーセリーによれば、水深60センチ以上をキープしないと突然生育が止まり、
休眠に入る事もあるとのことで大きな容器が必要ということで、高さ90センチのポリバ
ケツを容器に選びました。
5月に球根が届き、しばらく暖かい室内で水容器に入れて芽出ししつつ気温が上がる
のを待ち、6月に入り屋外に植え込み。そのまま順調に浮き葉を展開し、問題なく
生育していたかに見えましたが7月に肥料をあげたタイミングで生育がストップ。
これが噂の休眠か?やはり気難しい種類なのか…と諦めかけてました。
しかし7月後半から息を吹き返し、急成長。
気温が高くなって成長モードに入ったらしく浮葉をがんがん展開していってます。
肥料は2週間に一度高度化成肥料を6粒ほど株周りに埋め込んでます。
そして8月、蕾を発見。
蕾が水面より上に上がってきてから5日目
にして、ついに......
ブルーギガンティア、見事初開花しました!
植物園で見た花のサイズよりはかなりこぶりではありますが、普通の熱帯睡蓮より、
花びらもしべも大きく迫力があります。蕾が水面に見えてから開花するまで4日〜5日
と時間がかかりますが、花の寿命も一般の熱帯種よりかなり長く、一つの花
が開閉を繰り返しながら5、6日咲続けました。
下の画像は3日目の花の様子↓
以下、大型熱帯睡蓮ブルーギガンティアを栽培してみた印象です。
生育自体は高温期においては勢い付けば非常に早く、開花も容易な印象です。花つきも良いです。
ただ普通種熱帯睡蓮よりも高温性が強く、水温が25℃あたりまで上がらないと本格的
な成長が始まらず、結果的に本州(筆者の地域は関西平地)の屋外栽培では開花がやや
7月以降と遅めになる傾向があります。
大きな容器が必要なことに加え突然休眠する等、やや気難しい性質の熱帯睡蓮のようで
すがこの大きい青紫の花は園芸ロマン心をくすぐりますね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。