アガベを胴切りしてみた。
[アガベの裏技繁殖方法ご紹介]
最近チタノタを中心に人気上昇中の多肉植物アガベ。今回はこのアガベをたくさん増や
す裏技の一つ、胴切りをやってみました。
胴切りとは
多肉植物の繁殖方法の一つで成長点(中心の芽の部分)を切ることで取り除き、成長点
を失ったことで切り口から新たに子株(新しい芽)を強制的に出させる繁殖方法です。
子株を吹きにくいアガベも胴切りで増やすことができ、上手く切り取れれば切り取った
親株も再利用できたりします。以下に今回僕が試した具体的な方法を紹介していきます。
1 しっかり根を張らしたアガベを用意。
胴切りに使う親株は根が張り十分活着した物を選びましょう。根が張っていない株は失
敗したり、子株をあまり吹かない可能性があります。
2 刃物orテグスで株元から真横にスライス。
今回はナイフで下の部分を少し残して成長点部分をスライスカット。できるだけ断面が
キレイになるように。
3 切断面を乾燥させる
胴切り完了。切り口から腐敗するのを防ぐため切ったあとはしっかり乾燥させましょ
う。ダコニール等殺菌剤を塗布しておくと安心です。
左の切り離した上部分も乾かして土に植え込むか、水差しすれば発根し、再利用できま
す。下の画像は切り取った上部分を一ヶ月放置して乾かし、切り口を水に浸しておいた
ら一日で発根し、そのまま一ヶ月後の様子です。
バラさずに切り取れるとカッコいい部分も失わずに再利用できます。
そして本題である胴切り結果です。子株は吹いたんでしょうか。
一ヶ月後の様子
チタノタの子株がわさわさ生えてきました!
こちらは同日に同じく胴切りしたボヴィコルヌタです。こちらも子を吹いてます。
大きくならないと子株を吹きにくい種みたいですがこれで早い段階で増やせそうです。
ただ上部分は切り取る際にバラしてしまい、再利用はできませんした。
ボヴィコルヌタの胴切り収穫結果。2ヶ月後の時点で子株5株を収穫、それぞれ発根し
てます。まだ親株からは3つ子株を確認できます。
まとめ
意外と簡単にできる胴切り、しっかり充実した親株と切り口の後処理をきちんとすれば
失敗する確率は低いためやって見る価値有りです。今回アガベの胴切り方法の紹介でし
た。
ストレリチア・レギネー 寒さに気をつければ栽培は難しくない。
こんにちは、みやです。今回はストレリチア・レギネー
の開花とともに栽培した感想を書きます。
自宅軒下霜の当たらない場所に数年植えっぱなしのストレリチア・レギネー。株も充実
してきたようで9月から鳥のくちばしのような花を咲かせています。ビニールハウスや
温室で栽培しているイメージですが、寒さの厳しくない温暖地では地植えで咲かせるこ
とも可能です。熱帯の花のイメージですが、秋冬に咲いてくるんですね。
植物基本情報
種類 非耐寒性多年草
原産地 南アフリカ
学名 Strelizia reginae
開花期 周年(家の栽培状況下では主に秋から冬に開花)
草丈 1m~1.5m
耐暑性 強
耐寒性 弱〜中(平地温暖地で霜よけすれば屋外で越冬可能)
ストレリチアは、別種に大型種ニコライもありますが、今回紹介するのは切り花で流通
し、極楽鳥花と言われているレギネーです。栽培してみて分かったストレリチア・レギ
ネーの基本性能を下記にご紹介。
意外に耐寒性あり
極楽鳥花と言われるくらいですから南国の花のイメージですが、寒さのきびしくない平
暖地で霜をよければ屋外越冬できる耐寒性はあります。乾燥にも暑さにも強く基本的に
はかなり丈夫な植物です。
周年開花性があるが日本の露地植えの場合、主に秋から冬に咲くことが多い。
環境が良ければ年中開花できるようですが我が家の路地、軒下地植えの環境下では今の
所9月から冬にかけてが多いです。
強靭な根っこを持ち、根詰まりして鉢を割ることも
ごぼうのように太い根を持ち、鉢植えで長く管理して根をパンパンに張らせると根っこ
の圧力で鉢を割ってしまう程。ただ鉢植えの場合ある程度根詰まり気味にしないと花が
咲きづらいようです。
色違い黄花や葉が細い種類も存在する
ゴールドクレストという名で流通している黄花レギネー、葉が針のように細いユンケア
という種類等、様々な種類があります。⇊下の画像は黄花品種ゴールドクレスト
まとめ
個性的で南国情緒あふれるストレリチアですが、平暖地、軒下で霜よけできれば植えっ
ぱなしでき年々株も大きくなって花もたくさん上がるようになります。ドライガーデン
にも合うので取り入れてみる価値十分の植物だと思います。今回は極楽鳥花、ストレリ
チア・レギネーの紹介でした。